"Chemin de Pâques"
   「復活の道」
   小川佳夫展
   Eglise Saint Pierre de Montrouge
  82, Av. du Général Leclerc 75014 Paris   Métro:Alésia
  Centre Paroissial  Tel. 01.43.95.41.00
  2007年4月4日(水)〜5月27日(日)
   
  『復活への道」 - 作者によるテキスト
 
la main
la cene
la coupe
 
 

復活への道

「復活への道」というテーマに沿って、最後の晩餐、受難、復活、と三部に分けて制作しました。
最後の晩餐として、過ぎ越しの種無しパン、そして噴き出さんばかりに葡萄酒が注がれた杯、そしてそれらを弟子たちと分かち合い、人を招きいれる手、それらを三枚の絵に表現しました。
受難では、太陽が光を失ったゴルゴタの丘と、十字架のふもとに立ちつくす聖母と聖ヨハネを遠景の構図に、もう一つの画面には、近景に力なく楔に打ちとめられた手を描きました。
復活として、光に包まれたイエス像と、手のひらの傷の痕をトマスに示し、二つの手が触れ合っている場面とを二枚の絵に描きました。
三部に渡って、手の変遷を描き分けてみました。人の手、極刑の末の死者の手、復活した人の手、それら三つを、他の場面の間に配置しました。それらの手が、復活への道の象徴的な道しるべになってくれればと願いながら。
福音書のメッセージを尊重しつつ、思い切って想像の領域に踏み入ってみました。あらためて、私たち人間にはとうてい描ききることの出来ないイエスの神秘の大きさを感じました。イエスの前に頭を垂れ、この教会に訪れた方たちと共に祈りたいと思います。

                  2007年4月4日         小川佳夫

   
   
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